正しい鼻水の止め方は? 市販薬の選び方と注意点

鼻水を止める市販薬の種類

 

 

以前、鼻水を止める効果を持つ薬には、眠たくなる副作用が強い薬剤が入っていました。最近は処方薬から市販薬になった薬剤(「スイッチOTC薬剤」)が増えているので、これまで以上に市販薬の選択の幅が広くなっています。

 

 

ただし、それでも眠たくなる副作用はある程度あるので、服薬した場合は車の運転は絶対に控えなくてはなりません。

 

 

涙が目頭の涙管を伝わっても鼻水が出てしまいます。アレルギー性の鼻炎の場合、鼻水を止める薬の服薬だけではなく、アレルギー性結膜炎用の目薬も使った方が効果的。なお涙の量を減らすには、眠たくなる作用が少し強めの薬剤を服薬した方が効果が高い可能性があります。

 

 

アレルギー性結膜炎で涙が増えた場合、鼻水はさらっとしています。アレルギー性鼻炎や、鼻風邪ウイルスのようなウイルス感染の場合、多少の血液が混じることはあっても鼻水はさらっとしています。どろっとして黄色い鼻水が混じった場合は、細菌による副鼻腔炎の可能性が高くなります。

 

 

成人の場合は様子をみても大きな問題はありませんが、子供の場合は副鼻腔炎だけではなくて中耳炎も起こしている可能性が高いので、ちゃんと受診することが大切です。鼻水の程度や緊急度に応じて、上手に薬局、病院を活用するようにしましょう。